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平成20年11月1日 照の会 | |||||||||||
文殊菩薩が乗っている獅子を、絵や像で見る事がありますが、この文殊菩薩は、「江口」の普賢菩薩と共に、釈迦如来の脇佛として強い信仰を受けている菩薩です。 能「石橋」では、石橋を渡ると文殊の浄土ですが、その石橋は自然に出来た橋で、その表面は苔で滑りやすく幅は一尺にも足らず長さは三丈あまり、雲の上から滝が落ち、下は千丈余で、昔から名を得た高僧でもこの所で難行苦行の末、ようやく橋を渡るような所です。 本日は半能ですので、後半の獅子が出て来る所のみですが、獅子の登場前に「露之拍子」と呼ぶ所があります。静寂の中で太鼓と小鼓のみで、上の方から露が落ち、あまりの谷の深さに、上で露が落ちる音(太鼓)と、谷底に落ちた音(小鼓)に時間差があります。人間が気安く行く事が出来ない山の中の雰囲気を感じて頂きたいと思います。霊獣「獅子」は、そのような所に居るのでしょう。また子供の頃に祖母から「獅子は子を千尋の谷に蹴落とす」話を聞かされ、石橋の「呂の休息」と言われる所を教えられ、子供心に不思議に納得した事を思い出します。これは子供の頃の私同様に、演能中に探してみて下さい。 石橋は、能の中で「重い習い」とされており、私共の長男宜照も今年二十歳になり、観世宗家の許しを得て披かせて頂く事となりました。私が披かせて頂いたのが十八歳の時で、今回、赤獅子、白獅子合わせて四十回目となります。宜照の稽古を見ながら私の披きの時も、私の父がどう思っていただろうかなどと想像しております。今回を最初として宜照も経験を積み、「石橋」を考えていってほしいと思っております。 本日ご来場頂きました皆様には、心より御礼申し上げます。また、親子ともども、今後とも皆様の御支援を頂きたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
平成20年11月1日照の会「石橋」 当日配布パンフレット用 上田拓司 | |||||||||||
上田拓司 | |||||||||||
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萬歳千秋と舞い納め、 勧君金屈巵 君に勧む金屈巵 于武凌「勧酒」にもあるように、「サヨナラダケガ人生」です。これまでの自分と別離し、一成人として また、一能楽師として気持ちも新たに精進いたします。 照の会「能・石橋」に寄せて 上田宜照 | |||||||||||
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上田宜照 | |||||||||||
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平成15年2月1日 伊丹市民能 | |||||||||||||||
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平成11年4月29日 第4回賀茂川荘薪能 | |||||||||||||||
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