夏休み子供教室
平成16年8月23日(月) 〜24日(火)

 平成16年8月23日(月)〜24日(火)瓦照苑において、夏休み子供教室を開催いたしました。20余家族のご参加をいただき、大変、楽しい会となりました。皆様、有難うございます。
 今回は2日という短い期間に私共では、以下の2点を中心に取り組んでみました。
・ 「老松」の小謡を2日間で記憶する。 ー記憶ー
・ お母様から離れて 自分の耳で聞き、自分で指示行動をする ー自立ー

 教室の流れとしては、子供たちは1年生と幼稚園児を1、2組、2〜3年生を3組の3グループにわけ、(1)謡、(2)仕舞、(3)見学(見て、覚える)の順で、お稽古をいたしました。また、お母様にも謡のお稽古をして頂き、舞台にも立って頂きました。

 季節も夏祭り、地蔵盆等、浴衣を着る機会も多いので、浴衣を持って来られた方も多数でした。正座をすること、着物の立ち振る舞いも子供たちに伝え、足元、正座の折のひざまわりの美しさの大切さを話しました。

子供たちの2日間の感想
*声の出し方をおしえてもらってよかった
*本物の扇子を持てて うれしいかった。
バカバカ開く扇子だったよ!(小1女の子)
*帰りに100円ショップで扇子をかってかえり、お家で 舞いました。
*お能は女のお稽古だから、行くのが初めはいやだったが、お稽古にいってみて、かっこいいとわかった。2日目はお稽古に行くのがたのしみになった。(小1男子 複数の意見)
*本物がみたかった。

 子供の記憶する力には、いつも驚かされますがこのたびもまた、「老松」を2日2時間で覚える子供たちに感動させられました。一所懸命、謡と仕舞に取り組み、人のお稽古も真剣にみて、覚えようとしていました。彼らの真剣さと愛らしさに、また見守るお母様方の愛情深さに、子育ては大変ではあるけれど、すばらしいことだと改めて教えられもいたしました。
 帰り際、鼻歌に「老松」を歌う子達を見、また、帰り道、100円ショップでお扇子をおねだりして帰宅後お母様に謡を歌っていただき、仕舞を舞っているというお話を聞くと、このような活動を私なりに細く長く、続けて行きたいと思うようになりました。
 親子で小謡を鼻歌で謡いながら、お母様に手を引かれ、歩くこどもが町に満ち、桜を、松をめでる姿はさぞかし、ゆかしく豊かなものでありましょう。

夏休み子供教室  上田拓司